【セルフビレイとは何か?】シーンによる違いや注意点もあわせて解説。

セルフビレイとは何かセルフビレイコード

本記事では、登山・クライミング技術のひとつ、セルフビレイ(自己確保)について解説します。

この記事を書く私は登山・クライミング歴7年以上の会社員クライマー。

一般道だが危険箇所通過がともなうような登山から、セルフビレイ必須のマルチピッチクライミング( ≒ アルパインクライミング)まで幅広く楽しんできました。

そんな経験から本記事を書いていきます。

セルフビレイを含む登山・クライミング技術をいきなり実施するのは危険です。

山岳ガイドさん等の熟練者から指導を受け、しっかり技術習得してからフィールドに臨むことを推奨します。

アキラ
アキラ

本記事は技術習得に向けた”さわり”とお考えください。


スポンサーリンク

セルフビレイとは何か?

セルフビレイとは「滑落しないように、自分で自分を確保すること」を意味します。

必要となる道具は、基本的に以下の3点(注:あくまで一例)です。

セルフビレイ 基本3種

  • ハーネス
  • 安全環付きカラビナ
  • セルフビレイコード
セルフビレイ 実施例

セルフビレイをとっている写真

先に挙げた3つの道具を使って、支点と自分とを結ぶ行為を「セルフビレイ」と言います。

支点とは何か?

ハーネス、安全環付きカラビナ、セルフビレイコードだけではセルフビレイはとれません。

自分を壁とつなげる接続点が必要となります。

その接続点のことを「支点」と呼びます。

一口ひとくちに支点と言ってもその種類は多種多様で、信頼できるモノから不安なモノまでさまざまです。

アキラ
アキラ

ときには自分で支点を作らなければならないことも…。

セルフビレイをとるには「その支点を本当に信じても良いか?使っていいか?」という判断も重要になってきます。

フリーファン 危険な支点について

日本フリークライミング協会(JFA)が発行している「freefan安全BOOK」には、危険な支点に関する解説ページがあります。

freefan安全BOOKはクライミングジム等で無料配布されていることもあるので、支点について学びたい方は手に取ってみてはいかがでしょうか?

クライミングと登山(一般道)での違い

同じセルフビレイでも、

  • クライミングなのか
  • 一般道をいく登山なのか

によって毛色が少し異なります。

その違いを以下の項目で説明します。

クライミングにおけるセルフビレイ

アルパインクライミングなどの岩壁登攀のほとんどは、セルフビレイをとるシーンがあるという前提の元、山や岩に登ります。

上の写真の様に、セルフビレイに体重を預けて作業するときもあるため、セルフビレイ用の装備は必須です。

また、基本的にはメインロープを使ってセルフビレイをとるので、ロープを使ったセルフビレイの仕方を習得しておく必要があります。

ちなみに、岩壁登攀に必要な技術の勉強には、イラスト・クライミングという参考書がおすすめです。

アキラ
アキラ

アマゾンで立ち読みできます。

登山(一般道)におけるセルフビレイ

一般登山道地図

登山地図に載っている、一般道を行く登山(確保用のロープを使わない登山)には、鎖場や岩場といった危険箇所が出てくることもあります。

この記事をご覧の方の中には、

  • 「危険地帯を安全に通過したい」
  • 「もし途中で動けなくなったらどうしよう」

という思いをお持ちの方もいるでしょう。

そんなときはセルフビレイ!…と言いたいところですが、一般登山道はある種の不確定要素が多く、いつでもセルフビレイがとれるとは限りません。

アキラ
アキラ

支点が無かったりしますからね…。

前述したとおり、信頼できる支点がなければセルフビレイはとれないのです。

また、「用意した安全環付きカラビナが大きすぎた・小さすぎた」といった、想定外のトラブルが起こる可能性もあります。

じゃあどうすればいいのか?

対策1:自身の登攀能力を高める

一般道登山における危険箇所の通過には、セルフビレイをとらなくても安定して通れるくらいの技術を身につけるのが一番です。

登山教室の講習を受けたりして登攀能力を高めましょう。

アキラ
アキラ

登攀能力向上にはボルダリングもおすすめです。

対策2:ルートの下調べを綿密に行う

セルフビレイ ルート下調べ

登攀技術を高めた後は、ルートの下調べを綿密めんみつに行いましょう

ただ、実際に現地へ行かないと分からないことも多いので、「自分がやれるかどうか」の判断は難しいのが正直なところ。

そんなときは山岳ガイドさんと山に入るのも手段の一つです。

それでもやっぱり心配なときは

使えるシーンは限られますが、お守りとしてセルフビレイ装備を携行するのはアリです。

なくても大丈夫だけど、念のため」というような心構えで危険箇所に臨みましょう。

これならメンタルに少し余裕を持てるのではないでしょうか?

ちょっと小話:八ヶ岳連峰にて

セルフビレイが取れない一般登山道

途中に現れた危険箇所のひとつ。セルフビレイはとれません。

横岳〜赤岳〜行者小屋の道中に、落ちたら死んでしまうし、セルフビレイもとれないようなところが出てきました。

「ここを通るのか…」と、面食らった思い出があります。

そのとき私を助けてくれたのは、岩壁登攀の経験値3点支持による歩行技術でした。


スポンサーリンク

セルフビレイに関する参考動画

山岳ガイドの太田さんの動画です。

本記事の内容に関連したことをお話されています。

セルフビレイとは何か?まとめ

本記事は「【セルフビレイとは何か?】シーンによる違いや注意点もあわせて解説。」について書きました。

アルパインクライミングをやりたい方や、一般登山道における危険箇所通過についてお悩みの方の参考になったのなら幸いです。

以上、アキラでした。

セルフビレイを含む登山・クライミング技術をいきなり実施するのは危険です。

山岳ガイドさん等の熟練者から指導を受け、しっかり技術習得してからフィールドに臨むことを推奨します。

アキラ
アキラ

本記事は技術習得に向けた”さわり”とお考えください。

タイトルとURLをコピーしました