- タクティカルチェアが気になってる
- タクティカルチェアの細部が見たい
- タクティカルチェアの良い点が知りたい
- タクティカルチェアのイマイチな点が知りたい
- タクティカルチェアとサンセットチェアで迷ってる
この記事では、ミリタリーライクなキャンプギアが好みな筆者が、「タクティカルチェア」のレビューをしていきます。
ハンモックのような座り心地と、ミリタリーでソリッドなデザイン。
ベルクロワッペンであなた好みに装飾可能な、漢気あふれるキャンプ椅子です。
携行性が高いことから、近所の公園などにもサッと持っていけます。
いくつか気になるポイントがあったので、包み隠さず、ぶっちゃけレビューしていきたいと思います。
先にレビュー箇所を読みたい方はこちらからジャンプ!
それではいってみましょう。
Helinox タクティカルチェアの外観、特徴
本体
「タクティカルチェア」はヘリノックスが製造/販売しているキャンプ椅子。
ヘリノックスのミリタリーラインである”ヘリノックス タクティカル サプライ”のフラッグシップモデルです。
まずは本体の外観と特徴について書いていきます。
各部の寸法は以上のとおり。
タップで拡大できるので、気になる方は確認してみてください。
はじめて座ると、脚部ポールの細さに少し不安を覚えるかもしれません。
けど大丈夫。
耐荷重 約145kgなので、かなり重い人が座っても問題ありません。
ポールの中にはゴムコードが通っており、パキパキと半自動で展開してくれます。
組み立てが楽です!
ポールの太さは画像左のタクティカル サンセットチェアよりも約1cm細いです。
ゆえに座ったときの安定感はタクティカル サンセットチェアに軍配が上がります。
タクティカルチェアだと、座っているときに斜め方向にグニャっとなることがあるんですよね…。
座ったときの安定感、リラックス感を重視したい方には、タクティカル サンセットチェアがおすすめです。
ポールの先端にはキャップがついてます。
収納袋は足元ストレージとしても使えます。
アクセスは若干しづらいので、たまにしか使わない物を入れておくのが良いでしょう。
座面裏側には組み立て方を解説したイラストが入ってます。
両サイドにはポケットを完備。
大きさは控えめで、手のひらサイズくらいです。
私は主にスマホ入れとして活用してます。
ポールを入れる穴は充分に補強されており、破れたり突き抜けたりする不安感はありません。
背面にはワッペンベースがあり、ワッペンを付けることでタクティカルチェアをあなた好みに装飾できます。
筆者が持ってるベルクロワッペンの紹介記事を別に書いておりますので、「一体どんなワッペンがあるんだろう?」と気になった方は、ぜひ覗いてみてください。
アニメ作品やゲームのワッペンもありますよ。
後ろから写すとこんな感じ。
私が選んだブラックカラーは、文字通り黒一色でソリッドです。
カラフルなキャンプギアが苦手な方にとって、選択肢となり得るキャンプ椅子かと思います。
重量は約1.3kg。
軽いため、片手でヒョイと動かせます。
以上で、タクティカル サンセットチェア本体の外観、特徴紹介をおわります。
収納袋
「タクティカルチェア」の収納袋に関する外観、特徴を書いていきます。
まずは全体像。
本体と同じブラックカラーとなってます。
収納袋を含んだ重さは約1.0kg。
これは、1Lのパック牛乳と同じくらいの重さです。
側部にはヘリノックスのロゴが入ってます。
付属品一覧はこんな感じです。
サイズはだいたい以上のとおり。
2Lペットボトルよりも大きめです。
細部は以上のとおりとなってます。
タップで拡大できるので、気になる箇所があったらチェックしてみてくださいね。
以上で、タクティカル サンセットチェア収納袋の外観、特徴紹介をおわります。
Helinox タクティカルチェアのスペック、カラー展開
「タクティカルチェア」のスペックとカラーを以下に記します。
数値等を確認したい方はご活用ください。
❏ タクティカルチェアのスペック
- 使用時サイズ:52cm×53cm×67cm(幅:奥行き:高さ)
- 収納時サイズ: 37cm×10cm×12cm
- 座面の高さ:34cm
- 使用時重量:910g
- 収納時重量:1020g
- 耐荷重:145kg
- フレーム素材:金属(アルミニウム合金)、樹脂、ヒンジ
- 先端部素材:ナイロン
- 張り材素材:ポリエステル
- 収納袋素材:ポリエステル
- 表面加工:フレーム(アルマイト)
❏ タクティカルチェアのカラー
- ブラック (本記事で紹介)
- フォリッジ
- コヨーテ
- マルチカモ
- ダックハンターカモ
- リアルツリー
- デザートタン
- Iグリーン(直営店限定)
Helinox タクティカルチェアに座ってみた
身長178cm/体重67kgの筆者が「タクティカルチェア」に座ってみると、こんな感じになります。
座り心地は流石のヘリノックス。
ハンモックのように体を包み込んでくれます。
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Helinox タクティカルチェアの組み立て方法
「タクティカルチェア」の組み立て方法を説明します。
タクティカルチェアの組み立て方は以上のとおりです。
ポールの中にはゴムコードが入っているため「どのポールをどのポールに差し込めばいいの?」という迷いは生じません。
パキパキと簡単に組み立てられます。
脚部ポールとシートを固定するとき、グググッと力を入れなければなりません。
最初はその力加減が分かりづらいです。
けど安心してください。
数回組み立てれば慣れるので大丈夫です。
次は収納方法を紹介します。
収納方法
「タクティカルチェア」の収納方法を説明します。
タクティカルチェアの収納方法は以上のとおりです。
収納袋は小さめなので、収納時、少し押し込んであげる必要があります。
この点は正直、慣れても少々煩わしいのですが、私は「そういうモノ」として取り扱ってます。
以上でタクティカルチェアの収納方法説明を終わります。
Helinox タクティカルチェア 使用レビュー
本項目では、筆者が「タクティカルチェア」を使った感想を書いていきます。
これまでの内容の繰り返しになるところもありますが、ご容赦ください。
ハンモックのような座り心地。
まず、座り心地が良いです。
ポールに座面が吊り下がっているため、まるでハンモックに乗っているかのよう。
体を包み込んでくれます。
軽く、持ち運びやすい。
軽いので持ち運びやすいです。
片手でヒョイと運べます。
ちょっと移動したいなんてときに便利です。
かわりに強風にはご注意を。
座面が帆のようになり、飛ばされてしまうことがあります。
これはヘリノックスタイプの椅子すべてに共通するデメリットです。
強風対策として専用のペグが販売されているので、ご紹介させていただきます。
斜めに荷重するとグニャっとなることがある。
普通に座ってるときは大丈夫なのですが、斜め方向に動いたとき、椅子が対角線上にグニャっとなるときがあります。
これは「タクティカル サンセットチェア」と座り比べてみて気付きました。
キャンプ椅子にさらなる快適性と安定性を求める方には、タクティカル サンセットチェアを個人的にはおすすめします。
砂地、雪面だと沈みやすい。
これもヘリノックス系チェアの宿命なのですが、ポール径が細いため砂地だと沈みやすいです。
こんな感じのバンドを自作すれば沈み込みに対応できます。
バンドの作り方は次の動画を参考にしました。
沈み込み対策のためのオプション品も販売されてるので、ビーチや湖畔などでの使用を想定されてる方は要チェックです。
煙臭くなっても丸洗いできる。
何気に嬉しいのが丸洗いできること。
ゆえに、煙臭くなっても大丈夫。
これ、個人的にかなりおすすめポイントです。
収納袋が小さめで片付けにくい。
収納袋が小さめなので、やや片付けにくいです。
コツを掴めば大丈夫なのですが、久しぶりにやると1回は失敗しますw
慣れるとはいえ、これは正直デメリットに感じました。
火の粉には注意。
タクティカルチェアの素材にはナイロンとポリエステルが使われてます。
火に弱いため、火の粉にはご注意を。
「うっかり穴を開けてしまった」という人、けっこう多いです。
焚き火中、離席するときは、炎から少し離しておくことを推奨します。
収納サイズがコンパクト。
これは、約40Lのバックパックの上にタクティカルチェアを置いた写真。
写真では縦ですが、横にしても入ります。
コンパクトなため持ち運びに便利です。
フェスや花見に持っていくのも良いですね!
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Helinox タクティカル サンセットチェアがおすすめな人
- ソリッドなデザインが好きな人
- ミリタリーテイストなデザインが好きな人
- ロースタイルなキャンプ椅子を探してる人
- 軽くてコンパクトなキャンプ椅子を探してる人
- 座り心地の良いキャンプ椅子を探してる人
「タクティカルチェア」は以上の方におすすめです。
デザイン性が高いため、私の最終的な判断基準となったのは、その見た目でした。
携行性も高く、公園に行くときにもスッと持っていけます。
おすすめじゃない人
- さらなる安定性と快適性を求める人
実際に比べた結果、安定性と快適性はタクティカル サンセットチェアのほうが高かったです。
なので、キャンプで使うときは「タクティカル サンセットチェア」のほうが好みだったりします。
安定性と快適性を最重視したい方には、正直、タクティカルチェアはおすすめできません。
前段の繰り返しにはなりますが、さらなる安定性と快適性を求める方には、タクティカル サンセットチェアを個人的にはおすすめします。
Helinox タクティカルチェア おすすめオプション品 3選
この項目では、「タクティカルチェア」のおすすめオプション品を3つ紹介していきます。
チェアアンカー
タクティカルチェアが風で飛ばされないよう固定するペグです。
税込み1,000円くらいとリーズナブルなので、筆者も導入を検討してます。
ボールフィート|スモール
砂地や雪面での沈み込みに対策するためのオプション品です。
ロッキングフット
タクティカルチェアをロッキングチェアにするためのオプション品です。
約400gと、サッカーボールくらいの重量があるため、装着すると風に飛ばされづらくなります。
また、接地面積も増えるため、砂地や雪面への沈み込み対策にもなるというスグレモノ。
YouTubeにレビューを上げている方が居たので、紹介させていただきます。
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タクティカルチェアシリーズのラインナップ【6種】
タクティカルチェアシリーズは全部で6種の製品がラインナップされてます。
それらについて簡単に紹介していきます。
タクティカルチェア ミニ
タクティカルチェアシリーズの中で最もコンパクトなのが、「タクティカルチェア ミニ」です。
荷物を極限まで減らしたい人にピッタリ。
ミニカップホルダーも付属してます。
タクティカルチェア(本記事で紹介)
ヘリノックス タクティカル サプライのフラッグシップモデルが「タクティカルチェア」です。
本記事で紹介しているため、説明は割愛させていただきます。
タクティカルチェア L
タクティカルチェアを一回り大きくしたのが、「タクティカルチェア L」
ゆったり座りたい人におすすめです。
単色カラーならタクティカルチェアと1,000円くらいしか値段に差がないので、ある意味コスパの高い1脚でもあります。
タクティカル スウィベルチェア
座面が回転するタクティカルチェア、それが「タクティカル スウィベルチェア」
これはリラックスというよりワークという色合いが強いチェアです。
調理や作業シーンにおいて力を発揮します。
タクティカル チェアートゥ
背もたれを長くし、リラックス性を高めたのが「タクティカル チェアートゥ」
座面の高さは約34cmと、ロースタイルな設定です。
公式の販売サイト(A&Fカントリー)でのみ取り扱われています。
タクティカル サンセットチェア(別記事で紹介)
タクティカルチェアシリーズの中でもっとも大きいのが「タクティカル サンセットチェア」
座面が高い(約46cm)ため、立ったり座ったりするのが楽です。
ハイバックで深くもたれられるのも大きな魅力。
長時間の語らいにピッタリです。
スペック比較表
各チェアのスペックを以下にまとめました。
よかったらご活用ください!
税込価格 | 使用時サイズ (幅:奥行き:高さ) |
収納時サイズ (幅:奥行き:高さ) |
座面の高さ | 使用時重量 | 収納時重量 | 耐荷重 | フレーム素材 | 先端部素材 | 張り材素材 | 収納袋素材 | 表面加工 | 付属品 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タクティカルチェア ミニ | 12,100〜 13,200円 |
40cm×34cm×44cm | 26cm×9cm×11cm | 23cm | 475g | 560g | 90kg | 金属(アルミニウム合金) 、樹脂、ヒンジ |
ナイロン | ポリエステル | ポリエステル | フレーム (アルマイト) |
収納袋、 ミニカップホルダー |
タクティカルチェア | 14,080〜 16,280円 |
52cm×53cm×67cm | 37cm×10cm×12cm | 34cm | 910g | 1020g | 145kg | 金属(アルミニウム合金) 樹脂、ヒンジ |
ナイロン | ポリエステル | ポリエステル | フレーム (アルマイト) |
収納袋 |
タクティカルチェア L | 15,180〜 18,480円 |
58cm×55cm×72cm | 42cm×14cm×11cm | 37cm | 1075g | 1200g | 145kg | 金属(アルミニウム合金) 樹脂、ヒンジ |
ナイロン | ポリエステル | 綿、 ポリエステル |
フレーム (アルマイト) |
収納袋 |
タクティカル スウィベルチェア | 17,050円 | 53cm×52cm×70cm | 40cm×14cm×12cm | 39cm | 1200g | 1360g | 120kg | 金属(アルミニウム合金) 樹脂、ヒンジ |
ナイロン | ポリエステル | ポリエステル | フレーム (アルマイト) |
収納袋 |
タクティカル チェアートゥ | 18,480円 | 55cm×65cm×84cm | (15φcm×高さ46cm) | 34cm | 1150g | 1280g | 145kg | 金属(アルミニウム合金) 樹脂、ヒンジ |
ナイロン | ポリエステル | ポリエステル | フレーム (アルマイト) |
収納袋 |
タクティカル サンセットチェア | 21,780〜 23,980円 |
58cm×70cm×98cm | 49cm×12cm×11cm | 46cm | 1345g | 1480g | 145kg | 金属(アルミニウム合金) 樹脂、ヒンジ |
ナイロン | ポリエステル | ポリエステル | フレーム (アルマイト) |
収納袋 |
出典:A&Fカントリー
- 迷彩柄よりも単色の方がリーズナブル。
- タクティカルチェア ミニには「ミニカップホルダー」が付属する。
カラーラインナップ比較表
カラーのラインナップもまとめてみました。
ブラック | フォリッジ | コヨーテ | ホワイト | デザートタン | マルチカモ | ダックハンターカモ | リアルツリー | Iグリーン(A&F限定) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タクティカルチェア ミニ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ○ | ✕ | ✕ | ○ |
タクティカルチェア | ○ | ○ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
タクティカルチェア L | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ |
タクティカル スウィベルチェア | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
タクティカル チェアートゥ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
タクティカル サンセットチェア | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ○ | ○ | ✕ | ○ |
出典:A&Fカントリー
- カラーはタクティカルチェアがもっとも豊富。
- タクティカル サンセットチェアには「ホワイト」がある。
Helinox タクティカルチェア レビューまとめ
本記事は「【Helinox タクティカルチェア レビュー】フェスや花見にも。ミリタリーでソリッドなキャンプ椅子!」について書きました。
「タクティカルチェア」はヘリノックス タクティカル サプライのフラッグシップモデルです。
ハンモックのような座り心地と、高い携行性を提供してくれます。
公園や花見、フェスなんかでも重宝する一脚です。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。