どうも、アキラ(@akira_sotoasobi)です。
これまで以下のようなTシャツをシルクスクリーンで自作してきました。
これまでに作ったクライミングTシャツまとめ。 pic.twitter.com/EklsFhoCXk
— アキラのソトアソビ (@akira_sotoasobi) January 17, 2021
本記事では「Tシャツくん ワイドフレーム」の紹介とレビューをしてます。
私は当初、100均の額縁とホチキスで版を作っていたのですが、なかなか大変でした。
ワイドフレームは、シルクスクリーンにおける版作成を、とても楽にしてくれるアイテムです。

ぶっちゃけ最初からワイドフレームを使えばよかった…!
- シルクスクリーンの道具について調べてる
- 版を自作しようか悩んでる
- ワイドフレームの細部/レビューが知りたい
以上に当てはまる方は、本記事を読み進めてみてください。
そんなわけで「Tシャツくん ワイドフレームの素晴らしい点と、少し気になる点【シルクスクリーン】」について書いていきます。
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Tシャツくん ワイドフレームの外観、スペック
「ワイドフレーム」は、ホリゾン(旧:太陽精機)が製造/販売しているシルクスクリーン用の枠です。
▲同社の「Tシャツくん ワイドスクリーン」とセットで使うことで、簡単に版作成が行えます。
▲約25×38cmがプリント可能部になります。
これは、B4(25.7×36.4cm)とほぼ同じくらいのサイズです。
▲A4用紙(21.0×29.7cm)なら余裕で枠内に収まります。
▲裏面はこのようになってます。
- フレーム(上)
- フレーム(下)
- ネジ6個
ワイドフレームの構成パーツは以上のとおりです。
▲各パーツをアップにすると、こんな感じ。
ざっくりですが、Tシャツくん ワイドフレームの外観/スペックを紹介しました。
Tシャツくん ワイドフレームの使い方
ワイドフレームの使い方は、上の動画がとても参考になります。

ぜひチェックしてみてください!
補足させて頂きます
- ① 版の洗い方
- ② OHPフィルムの向きに注意
- ③ セロテープを使うのもあり
- ④ 版から外し、再感光させる理由
以上のことを補足説明させていただきます。
補足① 版の洗い方
ネットで調べてみると、下記のように、版の洗い方ひとつにもいろいろなやり方があります。
- 洗い方① 水スプレーで洗う
- 洗い方② ティッシュで拭き取る
- 洗い方③ 流水でザブザブ洗う
「結局どうやればいいの!?」と混乱しますよね…。
私なりのやり方を紹介するので、良かったら参考にしてみてください。
私は③の「流水でザブザブ洗う」やり方でやってます。
楽だし、インクを迅速かつ確実に落とせるのもメリットです。
インクはスグに洗い流すことを推奨します。
時間が掛かるとインクが固まり、目詰まりするからです。
- プリントが終わった版はスグに洗いましょう。
- 理由は、インクが目詰まりしてしまうからです。
- 私は流水でザブザブ洗ってます。
補足② OHPフィルムの向きに注意
▲感光させるときは、デザインが反対にならないよう、OHPフィルムの向きに気をつけてください。
補足③ セロテープを使うのもあり
▲OHPフィルムの接着には、セロテープを使うのもアリです。
▲このように、のりスプレーは、噴射する距離が近すぎるとOHPフィルムをダメにしてしまうことがあります。
セロテープを使えばOHPフィルムを汚す心配がありません。
補足④ 版から外し、再感光させる理由
動画では、スクリーンをフレームから外し、再感光させるシーンがありますよね?
「なぜこの工程が必要か?」理由は2つあります。
- 挟まれたところの感光乳剤が水で溶け出し、Tシャツを汚してしまうから
- 挟まれたところの感光乳剤が中で固まり、フレームから外しづらくなるから
なので、挟まれたところも光にあて、感光乳剤を固めてあげる必要があるのです。
張り直したスクリーンのテンション感。 pic.twitter.com/et4JlIiGrS
— アキラのソトアソビ (@akira_sotoasobi) January 2, 2021
再感光後でも、これくらいのテンションでスクリーンを張れます。

ぜんぜん許容範囲です!
本項目ではワイドフレームの使い方を説明しました。
次の項目からは、ワイドフレームの素晴らしい点、少し気になる点について書いていきます。
Tシャツ ワイドフレームの素晴らしい点
版作成がとにかく楽
版を作るのって大変なんですよ…。
私は当初、100均の額縁とホチキスで版を作っていたのですが、苦行でした。
スクリーンを引っ張り、ホチキスで固定する工程を何度も何度も繰り返さなければなりません。
ワイドフレームは、スクリーンを挟み、ネジで止めるだけでOK。
超簡単に版を作成できます。
あまりの手軽さに、「ホチキスで頑張ってた、あの時間は何だったんだ…」と思うほど(笑)
ワイドフレームは、面倒な版作成を劇的に楽にしてくれる道具です。
フレームが歪まない
▲100均の枠は、時間が経つと歪んでしまいました…。
▲ワイドフレームは剛性が高く、スクリーンを張っても歪みません。
スクリーンのテンションにしっかり耐えてくれます。
ほどよい重みでズレにくい
ワイドフレームには程よく重さがあり、プリント時にズレにくいです。

地味に嬉しいポイント!
デザインの張替えもできる
この項目の内容は、かなり自己流です。参考までにお読みください。
▲試してみたところ、デザインの張替えもできました。
なので、「別のデザインを刷りたい」なんてときでもOKです。

数回程度の張替えは問題ありませんでした!
▲版から外したスクリーンは、穴にマスキングテープを貼り、折り曲げないよう気をつけて保管してます。
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Tシャツくん ワイドフレームの少し気になる点
フレームの穴に水が残る
洗ったあと、穴に水が残ってしまうのが少し気になるポイントです。
インクを含んだ水気が穴に残っていると、プリント対象物を汚してしまいます。

私は一度、やらかしました…。
新聞紙の上でワイドフレームを乾かしていたら、水に滲んだ新聞のインクが穴に入ってしまい、結果的にTシャツを汚してしまったのです。
それ以来、新聞紙の上には置かないようにしてます。
ワイドフレームを洗った後は、しっかり乾燥させるのが安定です。
とはいえ、ここの匙加減は、やってみないと分からないところ。
私の場合、少しくらい水気が残っていても、インクが滲んでいなければ次のプリントをやっちゃってます。
失敗して上手くなるのがシルクスクリーン。
あまり気にせず、「とりあえずやってみる」のをオススメします。
別サイズ
スモールフレーム
- フレーム内寸:約15×15cm
- フレーム価格:1500円ほど
ワンポイントにちょうどいいサイズです。
ミドル/ワイドと比べ、価格も安めでいい感じ。

よりお手軽にシルクスクリーンが楽しめます。
ミドルフレーム
- フレーム内寸:約25×25cm
- フレーム価格:4500円ほど
ワイドよりも一回り小さいフレームです。
ただ、サイズ的にも価格的にも少し中途半端かも。
「ミドルを買うならワイドを買っちゃった方がいい」というのが個人的な意見です。
ちなみに、ワイドフレームの内寸と価格は、だいたい以下のとおりです。
- フレーム内寸:約25×38cm
- フレーム価格:4800円ほど
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Tシャツくん ワイドフレーム レビューまとめ
本記事は「Tシャツくん ワイドフレームの素晴らしい点と、少し気になる点【シルクスクリーン】」について書きました。
- スクリーンを素早く簡単に張れる
これがワイドフレーム最大の魅力です。
シルクスクリーンにチャレンジしてみたいという方や、版作りにお悩みの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。