「シルクスクリーンのインクって、結局どれにすればいいの?」
ズバリ、Tシャツくん水性インクです。
どうも、アキラ(@akira_sotoasobi)と申します。
シルクスクリーンを始めて早1年。
これまで以下のようなTシャツを作ってきました。
これまでに作ったクライミングTシャツまとめ。 pic.twitter.com/EklsFhoCXk
— アキラのソトアソビ (@akira_sotoasobi) January 17, 2021
シルクスクリーンを始めるにあたり悩んだのが、「どのインクを使えばいいのか?」
ダイカラー、ラバダ、100均に売ってる絵の具、水性だったり油性だったり…。
いろいろあってお悩みではないですか?
本記事では、これからシルクスクリーンを始めたい人に向けて、筆者おすすめのインクを紹介していきます。
結論から言うと、Tシャツくんの水性インクシリーズを選べば間違いないです。
その理由は次のとおり。
Tシャツくん水性インクは…
- 長期間使える。
- 洗濯しても落ちづらい。
- ラインナップが超豊富。
詳しくはのちほど解説しますね。
そんなわけで「シルクスクリーン入門にはTシャツくん水性インクがおすすめ!理由も説明します。」について書いていきます。
※本記事の価格情報は2021年1月時点のものになります。
本記事は水性インクについて書きます
まずはじめに、本記事では水性インクについて書くことを宣言します。
シルクスクリーンインクには、大きく分けて「水性」と「油性」の2種類があるのですが、油性は難易度が高く、初心者にはおすすめしません。
正直、”油性はプロの世界”という印象です。
そんなわけで本記事では、油性インクよりも扱いやすい「水性インク」について書いていきます。
Tシャツくんシルクスクリーンインクを使った感想
筆者がTシャツくん水性インクを買うにあたり、心配だったのが以下の2点。
- どのくらいの期間使えるのか?
- 洗濯したら落ちてしまわないか?
(結論を言うと、どちらも問題ありませんでした)
本項目では、以上の点も踏まえつつ、Tシャツくんシルクスクリーンインクを使った感想をお伝えしていきます。
長期間使える
「買ったはいいけど、すぐダメになったら嫌だなぁ」
Tシャツくん水性インクを購入する前の私は、そんな心配をしてました。
大丈夫です。
Tシャツくん水性インクは長く使えます。
筆者がシルクスクリーンを始めたのは、この記事を書く約1年前。
当時購入した黒インクがまだ残っているのですが、今でも全然使えます。
「長期間使えて嬉しい」
これが、Tシャツくん水性インクを使ってみた感想のひとつです。
乾燥を防ぐために、しっかりフタを閉めてくださいね。
洗濯しても落ちづらい
こちらは、Tシャツくん水性一般インクでプリントしたTシャツです。
(マーブル刷りという手法でプリントしました。欠けてるところはプリントミスです)
- プリントする
- 版を洗う
- ドライヤーでインクを乾かす
- クッキングシートを敷く
- 中温のアイロンで2分間あてる
以上の手順をとれば、インクがしっかり定着します。
アイロンは上の画像のモノを使いました。
「パナソニック 衣類スチーマー」という製品です。
筆者の場合、2020年7月3日に上のTシャツを作成し、もう20回以上洗濯しましたが、色落ちしてません。
このように、適切に処理すれば洗濯しても落ちづらくなります。
「デイリーユースに耐えられるプリントができる」
これがTシャツくん水性インクの素晴らしいところです。
・裏返して洗うとさらに長持ちします
・洗剤は普段使っている物※でOKです
※ドライクリーニングと漂白剤の使用は避けてください
ラインナップ豊富で嬉しい
使った所感ではないのですが、Tシャツくん水性インクという製品に対しては、「ラインナップ豊富で嬉しい」という感想を持ってます。
カラーバリエーションが多く、容量の選択肢も豊富。
蓄光インクやモコモコインクといった、「変わり種」まであります。
以上より、いろんな表現ができるのです。
表現できる幅が広いのはハンドメイド愛好家にとって嬉しいところ。
Tシャツくん水性インクは、創作をさらに楽しくしてくれる製品です。
インクとスクリーンメッシュの話
インクとメッシュ(スクリーンの網目)の話をします。
シルクスクリーンインクを買うときは、対応するスクリーンメッシュの確認が必要です。
「メッシュ」とは、スクリーンの網目の細かさを表す数値のこと。
メッシュ番目が大きくなるほどスクリーンの網目は細かくなります。
Tシャツくんスクリーンのメッシュは次の3種類。
- 60メッシュ
- 80メッシュ
- 120メッシュ
結論から言うと、120メッシュを選べばだいたい大丈夫※です。
※Tシャツくん水性”金/銀”インクのみ、120メッシュには対応してません。
金/銀を使いたい人は、80メッシュか60メッシュをチョイスしてくださいね。
筆者は「ワイドスクリーン 120メッシュ」という製品を使ってます。
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Tシャツくんシルクスクリーンインクのラインナップ
本項目ではTシャツくん水性インクのラインナップを紹介します。
先に一覧で記載すると以下のとおり。
※タップでジャンプできます
容量や対応するスクリーンメッシュについてもまとめていくので、インク選びの参考にしていただけたら幸いです。
(本項目の情報は、公式サイトの「Tシャツくんシリーズ 消耗品・オプションカタログ(PDF)」を参考にしました)
水性一般インク
- カラー:19色
- 容量:100g / 300g / 1kg
- 価格:600円 / 1500円 / 4500円
- 対応スクリーンメッシュ:60M / 80M / 120M
- 適応素材:綿などの天然素材、綿ポリ(綿 50%以上)、紙、白木
まずはここから。水性一般インクです。
カラーが豊富で、様々なデザインに使えます。
黒インクはパキッと出るので特におすすめです。
6色セットも販売されてます。
筆者は白と赤を混ぜてピンクを作りました。
このように、混ぜることによって新たなカラーを生み出せたりもします。
水性パステルインク
- カラー:5色
- 容量:100g
- 価格:600円
- 対応スクリーンメッシュ:60M / 80M / 120M
- 適応素材:綿などの天然素材、綿ポリ(綿 50%以上)、紙、白木
柔らかくてやさしい色合いのパステルカラー。
レモン/ローズ/ライラック/サックス/ミントの5色がラインナップされてます。
水性蛍光インク
- カラー:6色
- 容量:100g / 300g
- 価格:650円 / 1600円
- 対応スクリーンメッシュ:60M / 80M / 120M
- 適応素材:綿などの天然素材、綿ポリ(綿 50%以上)、紙、白木
鮮やかな蛍光カラーのインクです。
ラインナップは、黄/オレンジ/赤/バイオレット/青/緑の6色となってます。
水性”金/銀”インク(120メッシュ非対応)
- カラー:2色
- 容量:100g / 300g
- 価格:950円 / 2600円
- 対応スクリーンメッシュ:60M / 80M (120Mは非対応)
- 適応素材:綿などの天然素材、綿ポリ(綿 50%以上)、紙、白木
高級感あふれる金と銀のインクです。
120メッシュのスクリーンには対応してないのでご注意ください。
水性発泡インク
- カラー:8色
- 容量:100g / 300g
- 価格:850円
- 対応スクリーンメッシュ:60M / 80M / 120M
- 適応素材:綿などの天然素材、綿ポリ(綿 50%以上)、紙、白木
モコモコとふくらむインクです。
印刷後、自然乾燥又はドライヤーでよく乾燥させたあと、生地の裏からスチームアイロンをかけるとふくらみます。
カラーは白/黄/オレンジ/赤/青/紺/緑/黒の8色展開です。
これは面白いですね、また新しい表現ができます。
水性ポリウレタンインク
- カラー:8色
- 容量:100g / 300g
- 価格:900円 / 2500円
- 対応スクリーンメッシュ:60M / 80M / 120M
- 適応素材:綿などの天然素材・綿ポリ・ポリエステル・ナイロン・一部の撥水生地
伸縮性に富んだウレタン樹脂系インクです。
ポリエステルやナイロン※が使われている物(スポーツウェアとか)に使えます。
(※ナイロン・撥水生地の種類により定着しない場合があります)
水性蓄光インク
- カラー:5色
- 容量:50g
- 価格:940円
- 対応スクリーンメッシュ:60M/80M/120M
- 適応素材:綿などの天然素材、綿ポリ(綿 50%以上)
男ゴコロくすぐる、”暗闇で光るインク”です。
電灯や太陽の光を吸収して光ります。
色の付いた生地だと発光効果が薄れるのでご注意ください。
Tシャツくんシルクスクリーンインク 早見表
早見表を作ってみました。
容量と価格の把握などにお役立てください。
※インク名をタップするとその項目へジャンプできます。
カラー | 容量 (g) | 価格 (円) | 対応 メッシュ | |
一般 インク | 19色 | 100/300 /1000 | 600/1,500 /4,500 | 60/80/120 |
パステル インク | 5色 | 100 | 600 | 60/80/120 |
蛍光 インク | 6色 | 100/300 | 650/1,600 | 60/80/120 |
金/銀 インク | 2色 | 100/300 | 950/2,600 | 60/80 |
発泡 インク | 8色 | 100/300 | 850 | 60/80/120 |
ポリウレタン インク | 8色 | 100/300 | 900/2,500 | 60/80/120 |
蓄光 インク | 5色 | 50 | 940 | 60/80/120 |
各インク共通の適応素材:綿などの天然素材
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ボディはユナイテッドアスレで決まり!
ボディはユナイテッドアスレの「5.6ozハイクオリティーTシャツ/5001-01」がおすすめです。
カラーとサイズが豊富で、質感も良好。
単体でも充分に”勝負”できるTシャツです。
素材的にも、本記事で紹介したすべてのインクが使えます。
やや厚手な「6.2ozプレミアムTシャツ/5942-01」という製品もあるので、透け感が気になる人は合わせてチェックしてみてくださいね。
まとめ
本記事は「シルクスクリーン入門にはTシャツくん水性インクがおすすめ!理由も説明します。」について書きました。
❏ もう一度読む
※タップでジャンプできます
筆者がシルクスクリーンを始めたときは、初期費用を抑えるために黒インクしか買いませんでした。
しかし、スグに違う色も使ってみたくなり、速攻で6色セットもポチることに(笑)
なので、これからシルクスクリーンを始める人には、「水性一般インクの6色セット」をおすすめします。
「単色刷り/2色刷り/グラデーション刷り/マーブル刷り」など、いろんな手法が楽しめますよ。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。