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肩を脱臼しちゃった…。
手術も考えてるけど正直怖い…。
- 入院期間はどれくらい?
- 手術って痛いのかなぁ?
- 痕って残るの?
- 全身麻酔ってどんな感じ?
リアルな体験談を知りたいです。
本記事では以上のような疑問をお持ちの方に向けて、私が受けた脱臼手術の体験談(入院と手術編)を書いていきます。
▼本記事の内容
- 私が経験した肩の手術について
- 手術〜手術後の体験談
- 手術痕について
この記事を書いている私は、趣味でボルダリングをやっているサラリーマン。
過去に”関節鏡視下左肩関節唇形成術”という、亜脱臼を治療するための手術を受けたことがあります。
なにかのスポーツを続けていく上で、怪我との付き合いは切っても切れないモノですよね。
脱臼の場合、再発の可能性が高いため「しっかり直したい」と考えている人も多いハズ。
そんな方に向けて私の実体験をまとめました。
私が経験した肩の手術について
怪我の症状
私は趣味でボルダリングをしています。
競技を楽しんでいたある日、激しく落下し、左肩を亜脱臼してしまいました。
亜脱臼したときは激痛とともに腕の力が抜け、もう片方の腕で支えないと痛みで動くことが難しかったです。
(休憩スペースに退避し、外れた腕をしばらく支えていると、自然と肩が”はまり”、動けるようになりました)
その日は自力で帰宅。
それ以降というもの、左腕を上げると肩が痛く、電車の吊り革でさえツライと感じることもありましたね…。
ボルダリングをやれないことはなかったですが、「これ以上悪化したら困る」と思い、病院に掛かることを決めました。
私にはもともと脱臼癖がありました。
掛かった病院
私はAR-Ex Medical Groupという、整形外科専門クリニックグループの病院で治療を受けました。
傷病名と受けた手術内容
傷病名と手術内容は以下の通りです。
- 左肩関節唇損傷
- 左肩関節内遊離体
- 関節鏡視下左肩関節唇形成術
「左肩関節唇損傷」とは、肩の骨をつつむ関節唇という軟骨が肩の骨から剥がれる症状のことです。
「左肩関節遊離体」とは、肩関節内に小さな骨が残ってしまい、その骨が関節内を動き回るという症状のことを言います。
どちらも脱臼に伴い発生する症状とのことです。
MRIとCTを撮ることで分かりました。
以上の症状を改善するために、全身麻酔と内視鏡で行う、関節鏡視下左肩関節唇形成術という手術を受けました。
▼ちょっと小話
お世話になった先生が言うには、私は関節が弱い体質みたいです。
病院にかかったおかげで、自分のウィークポイントを発見できました。
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柔軟性には自信があったのですが…少し残念です。
入院のスケジュールなど
手術には3泊4日の入院が必要でした。
大体のスケジュールは以下の通りです。
- 1日目|13時から入院。支払いや書類を書いたりして過ごす。割とまったり。
- 2日目|手術日。手術後はなかなかキツかった。
- 3日目|体を休めつつ、採血やレントゲンなどをして過ごす。
- 4日目|お昼前に退院。手術のダメージがあるため荷物を持つのが難しい。誰かの迎えが必須と感じた。
▼持参物(病院から指定されたモノ)
- 診察券、保険証
- 入院の書類、印鑑、筆記用具
- 下着2〜3枚
- タオル4〜5枚、バスタオル3〜4枚
- 室内履き、リハビリ用シューズ
- パジャマ、リハビリ着2〜3枚
- コップ、お茶用ボトル、カトラリー
- 洗面用具(歯ブラシやシャンプーなど)
- テレビ用イヤホン
- 常用薬
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ボストンバック1個分くらいの荷物量でした。
手術〜手術後の体験談
ここからは手術〜手術後の体験談を書いていきます。
先に言っておくと、私はそれまで手術をしたことがなく、完全に未知の世界です。
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「知らない怖さ」がありました…。
手術〜手術後最初の夜がキツかった
手術当日、手術着に着替えた後、歩いて手術室に向かいます。
手術室の中にはドラマで見るような手術台があり、「準備万端!」という感じで先生達が出迎えてくれました。
手術台に横になると「いよいよ始まる」という緊張感にとらわれることに…。
全身麻酔のためにマスクが装着されます。
そこでは「意識を失ったらもう起きられないんじゃ…」という怖さがありました。
麻酔が始まると、どこで気を失ったか分からないほどスムーズに意識を失っていきました。
(眠りに落ちるようなウトウト感は無かったです)
目を覚ますと、私の体はまだ手術台の上でした。
(えっ!?寒い!気持ち悪い!視界が赤い!これが麻酔酔い!?)
こんな感じで、麻酔明けはとても気分が悪かったのを覚えてます。
目を覚ましたときに気分が悪いものですから軽くパニック状態でした。
どうやら手術は無事終わったようです。
「さ、さ、さむ、寒いです…」と私が言うと、看護師の方が毛布を被せてくれました。
手術室から病室までは、ストレッチャーで移動させてもらいます。
手術後、病室に戻ってから最初の夜
病室に戻ると、自分の体や周りの状況が分かり、だんだん落ち着いてきました。
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手術直後に比べたら全然マシです。
手術後しばらくはベッドで横になっていなければなりません。
トイレにも行けないため、オシッコのための管が手術中に取り付けられています。
時間の経過とともに、手術した左肩が痛くなってきました。
これ以降の時間(手術後の深夜)は痛みとの戦いでした。
ただ横になっているというのも辛いものです。
痛みは深夜にピークに達し、眠れない夜を過ごすことに。
私の場合、ジンジンとした痛みが断続的に続く感じでしたね…。
途中で鎮痛剤を頂き、時が過ぎるのを待ちました。
明け方には、オシッコの管を取り外すタイミングが来ます。
一瞬で終わりますが、異物感が強く、できるならもう経験したくないイベントです。
そんなこんなで手術〜その日の深夜が入院生活で最も辛かったです。
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ここを乗り越えれば大丈夫!
手術後最初の朝〜退院までは楽になった
手術の翌朝〜退院まではとても楽でした。
「大変だったなぁ」と印象に残っているエピソードもなく、検査やリハビリを淡々とこなしていたと思います。
遠いにも関わらず同僚がお見舞いに来てくれたりと、嬉しいイベントもありました。
肩の手術痕は圧迫すると痛かったですが、普通にしていればそれほど気にならなかったです。
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夜も眠れるようになりました。
退院時は妻に付き添ってもらいました。妻には感謝しかありません。
手術の影響か、少し歩くと気分が悪くなったので、途中で休憩しつつゆっくりと帰りました。
帰宅後、熱を測ってみると、37度くらいの微熱があったのを覚えています。
体にメスを入れるという行為は、思った以上にダメージがあるようです。
妻の助けもあり、帰宅が大変だったという訳ではないですが、”そのときあったこと/感じたこと”として記しておきます。
手術痕について
手術痕については、左肩3箇所に豆粒くらいの痕が残りました。
内視鏡手術だったため、手術痕は小さめで済んだのが幸い。
傷跡の回復を早めるテープが処方されたのですが、私はそのテープをキチンと使わなかったんですよね…。
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貼るのが面倒で…ゴメンナサイ!
「キチンとケアすればもう少し目立たなかったかなぁ」と、今では思います。
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おわりに
本記事は「【入院と手術編】肩の亜脱臼に困って手術した話」について書きました。
まとめ
- 入院/手術は3泊4日のスケジュールだった
- 手術〜その日の深夜がツライ
- それ以降は楽になる
本記事では私が経験したことをリアルに書きました。
なかなか大変な経験ではありましたが、今では手術を受けて良かったと思ってます。
その理由は、なんというか…、「やっぱり私はクライミングが好きなんだなぁ」と、再確認できたからです。
本記事の体験談が「脱臼手術を受けようか悩んでいる人」や「全身麻酔手術を受ける/受けるかもしれない人」の役に立てば幸いです。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。
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