登山やキャンプ、クライミングなどのソトアソビをするとき、濡れるのは結構リスクが高いです。
低体温症になる危険が高まります…。
本記事では、そんなリスクを低減してくれるウェア、「ナノパフジャケット」の紹介とレビューをしてます。
ナノパフジャケットはアウトドアメーカー、パタゴニアが販売している防寒着。
プリマロフトという化学繊維でできた保温素材が使われており、濡れても温かさを維持してくれます。
ダウンと違い、洗濯に気を使わなくても良いというのも魅力の一つです。
そんなわけで「【パタゴニア ナノパフジャケット レビュー】濡れても温か!洗濯できる!プリマロフト使用の凄いヤツ」について書いていきます。
パタゴニア ナノパフジャケットの外観/特徴
「ナノパフジャケット」はパタゴニアが販売している防寒着です。
主なスペックは次の通りとなっています。
- 重さ:実測で約317g
- 軽量なリップストップ・リサイクル・ポリエステル製
- 60グラム・プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ使用
- DWR(耐久性撥水)加工済み
- 片寄りを防ぐブロック型キルトパターン
- 耐摩耗性を強化する丈夫な糸を使用
- 左右2つのジッパー付きハンドポケット
- ドローコードつきの裾
- 袖口はゴム製
- 左胸に内ポケット
- コンパクトに収納可(カラビナ用ループ付き)
神素材、プリマロフトとは?
ナノパフジャケットにはダウンの変わりにプリマロフトという化学繊維の保温素材が使われています。
超微細の繊維が重なり合うことでダウンのような保温性を実現しています。
ダウンは軽くて温かいですが、濡れると嵩が減って保温力がなくなるのがデメリットです。
一方、プリマロフトは濡れても保温力が維持されます。
「ダウンのデメリットを解決した人工ダウン」
私はプリマロフトにそんな風に捉えています。
プリマロフトは濡れても温かい
プリマロフトが使われているナノパフジャケットの1番のオススメポイントは濡れても保温効果を維持してくれること。
アウトドアでの水濡れ、体温低下は低体温症のリスクが高まり危険です。
ナノパフジャケットはそんなリスクを減らしてくれる性能を有しています。
私も冷水を浴びて試してみたのですが、濡れてもヒンヤリせず、たしかな保温性を感じました。
細部の紹介
ここからはナノパフジャケットの細部紹介に移ります。
ナノパフジャケットの前面部です。
「左右にジッパー付きのハンドポケット」と「左胸にロゴ」がついています。
生地には撥水性と防水性があるため、季節によってはアウターやウィンドブレイカーとしても重宝します。
質感はこんな感じ。
全体的にキルティングが施されており、インサレーションの偏りを防ぎます。
四角いキルトがナノパフの特徴!
フロントジッパー上部にはアゴが冷たくないよう、フリース素材が貼ってあります。
気になるポイントとして「ナノパフジャケットを長期間着ていると、フロントジッパーが生地に噛んで破れてしまう」というのがあります。
扱い方次第だと思いますが、2〜3年くらい着続けた時点で、ジッパーに当たる生地が破れることがありました。
この問題については別記事にて簡単な補修方法を紹介してます。
裾にはドローコードがついており、フィット感を調節できます。
ジッパー下部はこんな感じ。
シングルジッパーです。
背面に装飾はありません。
袖の絞りにはゴムが入ってます。
長期間着てくると絞りのところに毛玉がつきますが、手で取り除けばキレイになります。
左胸には内ポケットがあります。
内ポケットは、収納用スタッフサックという一面も持っています。
内ポケットにグシャグシャっと入れることで、写真のように収納可能。
収納袋一体型なのが良いですね!
吊るせるようループもついてますが、2016年モデルはちょっと頼りないです。
ナノパフジャケット収納後の大きさを伝えるため、A4用紙の上に乗せてみました。
縦横の面積はA4以下ですが、高さがあるため、そこそこなボリュームがあります。
主観ですが、「ユニクロのウルトラダウンジャケットの方がコンパクトだな」と感じました。
以上でナノパフジャケットの細部紹介を終わります。
ナノパフのサイズ感について
ナノパフジャケットのサイズ感について書いていきます。
筆者の身体的特徴としては以下のとおり。
- 身長178cm
- 体重61kg
- 手が長い
そんな私はナノパフジャケットの「Sサイズ」を着ています。
肩周りもちょうど良く、ジャストなサイズ感です。
薄手のフリースなら着れるくらいの余裕があります。
追記
その後、太りに太って体重が78kgになってしまいました。(2021年12月現在)
それでも「Sサイズ」を着れてます。
間に薄手のフリースを着るとやや窮屈に感じますが、なんとか許容範囲です。
78kgの私が新たにナノパフジャケットを買うとしても「Sサイズ」を選ぶでしょう。
参考までにどうぞ。
ナノパフの洗濯について
ナノパフジャケットは、手軽に洗濯できるのもオススメポイント。
私は他の洗濯物と一緒にナノパフを洗っています。
- ナノパフのジッパーを全て締める
- ナノパフを畳んで、洗濯ネットに入れる
- 他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れる
- 普段使っている洗剤で、いつも通り洗う
- 陰干しで乾かす
私は以上のような感じでメンテナンスしてます。
このやり方で、特に問題はありませんでした。
ナノパフは、メンテナンスの手軽さも魅力ですね。
汚れを気にせずガンガン使えます!
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パタゴニア ナノパフジャケットを3年間着てみた感想
本記事で紹介しているナノパフは、2016年11月に購入しました。
この記事を書いている現在(2019年9月)までの3年間、ナノパフジャケットを冬場で着た感想を書いていきます。
結論から言うと、買ってよかったです。
登山用として購入したのですが、街でもヘビーユースしてます。
家で手軽に洗濯できるのが本当に楽です。
ナノパフ1枚で冬は越せませんが、
- 春の始まり
- 秋の終わり
- 冬の始まり/終わり
以上のようなときに大活躍してくれるウェアです。
ただぶっちゃけ、温かさはダウンに劣ります。
純粋に温かさを求める方は、フィルパワーの高いダウンが封入されたダウンジャケットをチョイスするのが良いでしょう。
パタゴニア ナノパフジャケット レビューまとめ
本記事は「【パタゴニア ナノパフジャケット レビュー】濡れても温か!洗濯できる!プリマロフト使用の凄いヤツ」について書きました。
ナノパフジャケットの1番の魅力は「濡れてもOK」なところです。
環境が厳しくなるほど、濡れても保温性が維持されるという性能には有り難みを感じます。
心に余裕ができます…!
厳しい環境に適した面もありますが、メンテナンス性がよく、普段使いにもオススメのウェアです。
中間着/防寒着をお探しの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。