どうも、アキラ(@akira_sotoasobi)です。
本記事ではスポルティバが製造/販売しているクライミングシューズ、「ミウラ」の紹介とレビューをしています。
- 鋭いエッジング性能
– 粒に乗れる!立てる! - カチッと掛かるヒール
- 意外と楽なレースアップ着脱
- 硬いソールは長時間のクライミング(アルパインなど)にもGood!
大まかにですが、ミウラには以上の特徴/魅力があります。
スメアリングやトゥフックはちょっと苦手ですが、それ以外のスペックが高く、外岩で安定の一足です。
記事中では、筆者がミウラを4年弱履いた感想を、写真多めで記載してます。

サイズ感も詳しく解説!
そんなわけで「【スポルティバ ミウラ レビュー】外岩ならコイツは外せない。そんなクライミングシューズ」について書いていきます。
筆者のクライミングシューズ遍歴
私はこれまで7足のクライミングシューズを履いてきました。
現在のメインシューズはスクワマ。
ミウラはかつてのメインシューズ。いまは主に外岩用として使ってます。
- スカルパ – フォース
- スポルティバ – パイソン
- スポルティバ – ミウラ(レース)
- ファイブテン – アナサジ(レース)
- スポルティバ – スクワマ
- スポルティバ – ソリューションReboot
- スポルティバ – スクワマ / リピート購入
ミウラの外観/スペック
「ミウラ」はスポルティバが製造/販売しているクライミングシューズです。
基本スペック/機能は次のとおりとなってます。
サイズ展開(EU表記) | 34~46(ハーフサイズあり) |
重さ(1/2ペア) | 約245g |
アッパー | スエードレザー |
ライニング | デンテックス(旧モデルよりも足入れ感が向上) |
ビブラムXSエッジ(4mm) | やや硬めで、荷重に負けないソール |
ヒール | 小さなホールドにも強く、最高の精度を発揮する |
ダブルテンションランド | 足を最大限に包み込む |
その他 |
|
参考:ミウラ製品情報ページ
細部を見ていきましょう。
まずはソールについて。
ミウラには「ビブラムXS エッジ」という、やや硬めのゴムが4mmの厚さで貼られてます。
ビブラムXS エッジは強い荷重をかけても安定感があるソール。
強傾斜では少し弾かれやすいですが、粒に乗る/立ち込むといったシチュエーションに強いです。
▲フリクション性のあるゴムがシューズ側面にも貼られてるため、クラック・クライミングにも適してます。
ダブルテンションランドにより足を最大限に包み込む
引用:ミウラ製品情報ページ
▲シューズ先端部はターンインしてます。
- 硬めのソール
- 硬めのシューズ本体
- 親指側に力が集まるターンイン形状
以上の要素が相まって、鋭いエッジングが得意です。

粒に乗れます…!
▲ヒールも硬めなため、カチッとしたフックが可能。
これがビックリするほどよく掛かるんです。
初めてミウラを履いたときは、そのヒールフック性能の高さに驚きました。

硬いヒールはフック時の痛みも小さいです!
▲着用時に使うプルタブは太め。
ここが細いと指が痛くなるので、嬉しい設計です。
▲ミウラの着脱やフィット感の調節には、レース(紐)を使います。
「レースって大変そう…」と思うかもしれませんが、ミウラの場合、意外と簡単なのでご安心を。
ミウラ独自のシステムにより、レースアップシューズにしてはスピーディーに着脱できます。
ただし、トゥフック時にはレースが干渉してしまうのがウィークポイント。
トゥフック性能を求めるなら、別のクライミングシューズをチョイスするのをオススメします。
▲レースを通す穴は革で頑丈に作られてます。
私は4年以上ミウラを履いてきましたが、レース穴に破損はありません。
上の写真は、スクワマとミウラ
のトゥボックスを比較したものです。
ご覧の通り、ミウラのトゥボックスは狭い作りになっています。
このため履くと結構痛いです。
しかし、痛い分、登れる靴でもあります。
- 狭いトゥボックス
- ターンイン
- 硬いソール
- 硬いシューズ本体
以上を兼ね揃えたミウラは、抜群の立ち込み性能を発揮します。
私はミウラを導入することで、それまで乗れなかった粒に乗れるようになりました。
ミウラ 4年弱使用レビュー
ここからは、私がミウラを履いてきて感じたことを、ざっくばらんに書いていきます。
ざっとですが、ミウラが得意なこと/苦手なことは次のとおり。
- 粒に立ち込む
- ヒールフック
- 花崗岩(粒子の粗い岩)
- 長時間のクライミング
- ハリボテ(スメアリング)
- トゥフック
- 強傾斜
以上から、ミウラは外岩安定のクライミングシューズというのが、私なりの結論です。
硬いソールは”立つ”という行為も補助してくれるため、マルチピッチやアルパインといった、長時間のクライミングにも向いてます。
事実、筆者のアルパインデビューには、ミウラを履いて臨みました。

重い荷物を背負ってもソールが負けません!
私はミウラを外岩用シューズとして使ってますが、インドアでも、
- 粒への立ち込み
- ヒールフック
が上手くできないときはミウラを履きます。
それくらいエッジング/ヒールフック性能に優れているのが、ミウラです。
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ミウラのサイズ感について
筆者のフットサイズは以上のとおり。
朝一番の、むくんでいないときに測りました。
情報を補足すると、筆者の足には次のような特徴もあります。
- 右足の方がハーフサイズくらい小さい
- 足型は親指が最も長いエジプト型

クライミングシューズは裸足で履く派です!
▼測定の参考にしたサイト
そんな私はミウラのEU39 を履いています。
私にとって、ミウラのサイズは「 EU39 」がドンピシャです。
(アルパインで使う場合は、もう少し大きめの方が良いかと思います)
ミウラ レビューまとめ
本記事は「【スポルティバ ミウラ レビュー】外岩ならコイツは外せない。そんなクライミングシューズ」について書きました。
- 鋭いエッジング性能
– 粒に乗れる!立てる! - カチッと掛かるヒール
- 意外と楽なレースアップ着脱
- 硬いソールは長時間のクライミング(アルパインなど)にもGood!
ミウラは”外”というフィールドで幅広く活躍してくれます。
アウトドアでいろいろなクライミングを楽しみたい方は、ミウラもチェックしてみてはいかがでしょうか?
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。


