「クライミングを止めさせるなら俺を殺せ」山野井泰史さん著「垂直の記憶」書評

垂直の記憶 著 山野井泰史 外観クライミング書籍

どうも、アキラ(@akira_sotoasobi)です。

あなたの好きなクライマーは誰ですか?

私は山野井やまのい泰史やすしさんです。

本記事では山野井 泰史さんの著書「垂直の記憶」の紹介と書評をしています。

※本記事のタイトルは「垂直の記憶」から引用させて頂きました。

刺激的な言葉で怖いと感じるかもしれませんが、実際は柔和にゅうわな雰囲気の方です。

山野井さんの登山経歴を一部ご紹介すると、以下の通りです。

  • 1965年 0歳 東京に生まれる
  • 1985年 20歳 城ヶ崎「スコーピオン」(5.12a)、「ビッグマウンテンダイレクト」(5.12a)開拓。
  • 1986年 21歳 ヨセミテ「ゴズミックデブリ」(5.13a)、エル・キャピタン「ゾディアック」登攀。
  • 1990年 25歳 パタゴニア冬季フィッツロイを単独初登。
  • 1995年 30歳 パキスタン、レディースフィンガー(5.10c A3+)南壁初登。
  • 2000年 35歳 パキスタン、K2(8611メートル)南南東リブから単独初登。
  • 2001年 36歳 御岳「クライマー返し」(初段)。
  • 2009年 44歳 チベット、カルジャン(7216メートル)南西壁単独、敗退。

参照:垂直の記憶 山野井泰史ー年譜

2019年現在も登り続けてみえます!

「垂直の記憶」は、そんな凄まじい登山家(クライマー)、山野井 泰史さんが書いた山行記です。

この本を読むと、登山やクライミングに対する山野井さんの思いを、登山記録に乗って感じることができます。

本記事では「垂直の記憶」の魅力を、つまんで紹介します。

アマゾンで少し立ち読みできます。

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山野井 泰史さん著「垂直の記憶」の構成

垂直の記憶」の大まかな構成は、以下のようになっています。

  • 第一章 八〇〇〇メートルの教訓 ブロード・ピーク
  • 第二章 ソロ・クライミングの蘇生 メラ・ピーク西壁とアマ・ダブラム西壁
  • 第三章 ソロの新境地 チョ・オユー南西壁
  • 第四章 ビッグウォール レディース・フィンガー南壁
  • 第五章 死の恐怖 マカルー西壁とマナスル北西壁
  • 第六章 夢の実現 K2南南東リブ
  • 第七章 生還 ギャチュン・カン北壁

「垂直の記憶」で1番好きな章

私が「垂直の記憶」で1番好きな章は、第四章ビッグウォール

私は登山とロック・クライミングをやるので、ビッグウォール・クライミングの様子を書いた第四章が大好きです。

特に書き出しの一節がお気に入りなので、以下に引用の元、紹介させて頂きます。

右手のささくれた指先からテーピングした血まみれの第二関節までを花崗岩のクラックにねじ込み、体を引きつけ、次に左手をさらに上にねじ込む。

クライミングシューズの縁は、不安定ながらクラックをとらえている。

そろそろ新たなプロテクションを設置しなければ……。

もう五メートル以上、ランナウトしている。

大量のギアから適切なサイズを冷静に探したいが、腕にはすでに乳酸が溜りはじめ、呼吸が激しくなる。

下を見ると、今の自分の状況をまったく無視するかのようにのんきに音楽を聞きながら確保する友人と、地上まで三〇〇メートル以上落ち込んでいる空間。

上昇気流は何日も洗っていない髪を吹き上げ、壁に反射する紫外線は目に突き刺さるかのようだ。

今日はもう十分だ。

どうせ三日はまだこの壁から抜けられないのだから。

引用:垂直の記憶 第四章

何度も何度も読み返しました!

登山/クライミングをやる人にオススメ

垂直の記憶」は、登山/クライミングをやる人にオススメの書籍です。

私はテント泊登山の時に持参し、テントの中で読んだりします(笑)

かなり”かぶれて”いる気もしますが、スマホのバッテリー温存のためにも、テント泊登山に本を持っていくのはアリだと思ってます。

山野井 泰史さんに関する他のオススメ書籍

垂直の記憶」以外にも、山野井 泰史さんに関する書籍は何冊かあります。

その中から私のオススメを二冊、ご紹介します。

「アルピニズムと死」

アルピニズムと死 著 山野井泰史 外観

山野井さんの著書としては「アルピニズムと死」もオススメです。

登山でのエピソードを元に「こんなときはこうしている」という山野井さんの考えが書かれているときもあり、今で言うKYT(危険予知トレーニング)としても参考になる本です。

※「アルピニズムと死」は「垂直の記憶(2010年初版発行)」の後に発売されました。

アルピニズムと死 著 山野井泰史 サイン

私の「アルピニズムと死」は、なんとご本人のサイン付き。

実は山野井さんの講演会兼、サイン会に行ったことがあり、そこでサインして頂きました。

我ながらミーハーなエピソードでお恥ずかしい限りです(笑)

ちなみに

山野井さんは、ブロガーでもあったりします。

「凍(とう)」

山野井 泰史さんと、その妻である妙子たえこさんが、ギャチュン・カンという山に登ったときのことについて書かれたノンフィクション小説です。

とう」の内容を一言で表すなら、壮絶。

「一流の登山家は、こんなに厳しい環境でも山に登り、生きて帰ってくるんだ」と感銘を受けました。

私は山野井さんに関連する書籍の中では、「」が1番好きです。

とても面白いので、気になった方は是非ご一読ください。

」の著者は沢木 耕太郎さんです。

おわりに

本記事は【「クライミングを止めさせるなら俺を殺せ」山野井泰史さん著「垂直の記憶」書評】について書きました。

山野井さん自身の著作は、

  • 「垂直の記憶」
  • 「アルピニズムと死」

の二冊です。

二冊とも面白いですが「どちらがオススメ?」と問われれば、私は「垂直の記憶」と答えます。

気になった方は是非読んでみてください。

以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。

「垂直の記憶」と「アルピニズムと死」は、アマゾンで少し立ち読みできます。

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