どうも、アキラ(@akira_sotoasobi)です。
リードクライミングを始めてから、なんだかんだで5年以上経ちました。
これまでずっと1つのビレイデバイスを使ってきたのですが、ロープの繰り出しがやりづらいことに今更気づいたので、新調することに。
で、「ATC(無印)」を購入しました。
使用感としては良好です。
ロープの繰り出しがとてもスムーズにできます。
ただ、初心者さんにおすすめできるかっていうと「う〜ん…」って感じです。
詳しくは記事内で解説しますね。
そんなわけで本記事では、「【ブラックダイヤモンド ATC(無印) レビュー】一周回って逆にアリ!繰り出しスムーズなビレイデバイス。」について書いていきます。
ブラックダイヤモンド ATC(無印)の外観、スペック
「ATC」はブラックダイヤモンド社が製造/販売しているバケツ型のビレイデバイスです。
ATCとは”Air Traffic Controller”の略称。
日本語に訳すと”航空管制官”という意味になります。
1992年に発売されて以降、ビレイデバイスの定番として愛され続けている製品です。
価格は2,000円くらいです。(2022年2月現在)
・重量:60g
・適合ロープ径:7.7〜11.0mm
ロープを通す穴がふたつ開いており、ビレイだけでなく、懸垂下降も行えます。
懸垂下降ってなにかっていうと、ロープを使った下降技術のこと。
ジムでリードクライミングするだけなら特に気にしなくてOKです。
背面はこんな感じ。
筆者は、ペツルの「アタッシュ」という安全環付きカラビナとセットで使っています。
追記:カンプ社の「アトムビレイロック」という安全環付きカラビナに変えました。
いまはアトムビレイロックとセットで使っています。
ATC(無印)が対応しているロープ径は7.7〜11.0mmとなっております。
簡単ですが、以上でATC(無印)の外観/スペック紹介をおわります。
ブラックダイヤモンド ATC(無印)を選んだ理由
ここからは、私が「ATC(無印)」を選んだ理由を書いていきます。
いままで使ってたビレイデバイスがイマイチだった
リードクライミングをはじめてからずっと、マムートのビレイデバイスを使ってきました。
ATCと同じくバケツ型に分類されるビレイ器ですが、より多機能で、マルチピッチというクライミングスタイルにも使える製品です。
ただこれ、V字の溝が深すぎて、ロープを繰り出すときにガッてなりやすいんですよ。
スタックとまではいかないのですが…。
結果、クライマーに迷惑をかけてしまうという場面が少なからずありました。
ロープ繰り出しを改善したくてATC(無印)を導入したというわけです。
ブラックダイヤモンド ATC(無印)の使用レビュー
ロープの繰り出しが超スムーズ
ATC(無印)は、溝のないシンプルな作りをしています。
このためロープの流れがスムーズで、繰り出しを素早く行えます。
レッジなう。いろいろあって楽しい! pic.twitter.com/dx5pTwWB1g
— アキラのソトアソビ (@akira_sotoasobi) February 21, 2021
何回か使いましたが、いい感じです。
「ロープ繰り出しをスムーズにする」という筆者の願いは、ATC(無印)を導入することで叶えられました。
リーズナブル(2,000円くらい)
そして安いです。
だいたい2,000円くらいで買えます。
導入のハードルが低くて助かります!
V字溝がないので制動時には注意
摩擦を増すための溝がないので、制動時には注意が必要です。
クライマーの墜落を止めたり、ロワーダウンさせるときは、より確実な制動が求められます。
ロープにテンションを張り、ロープを徐々に繰り出すことでクライマーを降下させる技術です。
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初心者さんには制動力の高いATC-XPがおすすめ
初心者さんにはATC(無印)よりも制動力の高い「ATC-XP」をおすすめします。
V字溝が掘ってあるので、ロープを止めやすいです。
上下逆さまにすることで、ハイフリクションモードとローフリクションモードを切り替えられるのもポイントとなっています。
「ATC」 |
「ATC-XP」 |
|
価格(税込) | 2,000円くらい | 2,300円くらい |
重量 | 60g | 64g |
適合ロープ径 | 7.7mm-11mm | 7.7mm-11mm |
備考 | ー | フリクションモードを 切り替えられる |
比較表はこんな感じ。
筆者がなぜATC-XPを選ばなかったかというと、差額の300円をケチりたかったからです。
ただ今となっては、「ATC-XPもアリだったな」と、少し後悔しています。
追記:ペツルのルベルソというビレイデバイスもおすすめ
ATC(無印)を購入したあと、ペツル社の「ルベルソ」というビレイデバイスを購入しました。
多機能で、マルチピッチというクライミングスタイルにも使えます。
「将来的にいろいろなクライミングにチャレンジしてみたい」という方はルベルソのほうがおすすめです。
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ブラックダイヤモンド ATC(無印) レビューまとめ
本記事は「【ブラックダイヤモンド ATC(無印) レビュー】一周回って逆にアリ!繰り出しスムーズなビレイデバイス。」について書きました。
ATC(無印)は、「ロープをスムーズに繰り出したい」という人におすすめのビレイデバイスです。
リードクライミング初心者さんには、”V字溝”があるATC-XP、もしくはルベルソがおすすめです。
あわせてチェックしてみてくださいね。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。