どうも、アキラ(@akira_sotoasobi)です。
山岳テント(ダブルウォール型)の設営って、基本的には
- アンダーシートを敷く
- テント本体を敷く
- フレームを入れ、テント本体を立てる
- テント本体にフライシートを被せる
- ペグダウンする
という手順ですよね。
慣れれば15分ほどで立てられるほど、山岳テントの設営は簡単です。
しかし、いつも最高の環境でテントを設営できるわけではありません。
- 強風や雨の中で
- 混雑しているテント場で
テント泊登山では、そんな状況下でテントを張るときもあります。
本記事では、テント泊登山初心者さんに向けて、山岳テント(ダブルウォール型)設営時のちょっとした小技を6つ紹介します。
私が使ってるテントは「エアライズ2」というモノです。

【初心者向け】山でテントを張るときの小技6選【テント泊登山】
強風のときは先にペグダウンする
稜線上のテント場などは風が強いときが多々あります。いつも通りテントを立てると飛ばされてしまうことも…。
そんな時はテント本体を先にペグダウンしましょう。
仮止めとして2箇所ペグダウンするだけでも、テントが飛ばされるリスクは低くなります。

風上側をペグダウンするのがポイントです!
テント設営の小技として最初に紹介したのは「強風の時は先にペグダウンする」でした。
テントを設営するときは、風下側が入り口になるように建てるのがポイントです。
その点も踏まえてペグダウンする箇所を決めてみてください。
狭いテント場ではフレームを伸ばしきらない
シーズンによっては、混雑しているテント場もあったりします。
そんなテント場では、お隣さんとの距離も近くなりますよね?
「テントを立てようとフレームを伸ばしたら、他の人のテントに穴を開けてしまった」みたいなトラブルは避けたいところ。
混雑しているテント場では、限られたスペースでテント設営を行う必要があります。
- フレームを伸ばしきらない
というテクニックを使えば、コンパクトにテント設営ができます。
トラブル回避のためにも、頭の片隅に入れておきたいテクニックです。
以前、北アルプスの燕山荘テント場で幕営したことがあります。夏山シーズンで、テント場も混雑してました。そのときは実際に「フレームを伸ばしきらない」という小技を使ってテントを設営しました。
テント場の石を活用する
上は八ヶ岳の赤岳鉱泉というところのテント場の写真です。けっこう大き目な石がゴロゴロしてますよね?
テント場に落ちている石を張り綱に巻きつければ、ペグをあまり使わなくてもテントを設営できます。

ペグの軽量化にもつながります。
ペグを使わなければ、登山後の後片付けも楽になるのでオススメです。
テント場の石はドンドン活用しましょう。
状況に応じてペグダウンを簡略化
再び赤岳鉱泉テント場の写真です。
赤岳鉱泉テント場は樹林帯の中にあるため、強風の心配があまりありません。
そんなときは「最低限のところだけペグダウンする」というのも小技の一つです。
手を抜けるところは抜いて、テントでの時間を楽しみましょう。
▼ちなみに
「樹林帯だし、強風の心配はないだろう」と思ってたら、ヘリコプターの風でテントが飛ばされてしまったことがありました。
ヘリでの荷揚げが想定されるテント場では、ヘリの風にもご注意ください。

雨の時はフライシートを先にかぶせる
ダブルウォール型のテントって、テント本体には防水性がないものが多いです。
雨の中、いつもの手順で設営すると、テント本体が濡れてしまうことも…。
そんなときは、テント本体にフライシートをかぶせてから設営するのがオススメです。
雨が降ってるときって、だいたい風も強いので、最初に紹介した「強風のときは先にペグダウンする」小技と組み合わせてご活用ください。
手を汚さないようにレイングローブを使う
テント設営時にレイングローブを使えば、土や泥で手を汚さずにテントを立てられます。
私はテムレスというゴム手袋(上の写真のモノ)をレイングローブとして使ってます。
デザインはイマイチですが、性能とコスパは最高ですよ。
おまけ①:雨の日の撤収はゴミ袋を使うと楽
テントに付属している収納袋はサイズがやや小さいので、撤収時は少し使いづらかったりします。
雨の日のテント撤収はなるべく迅速に済ませたいモノ。テント収納袋として大きめのゴミ袋を使えば、撤収をよりスムーズに行えます。
2泊3日とかのテント泊となると、テントをキチンと畳んで収納するのが面倒くさくなることも。
そんなときも「ゴミ袋テント収納法」はオススメです。
おまけ②:抜けないペグは別のペグを使って抜く
撤収のときに「ペグが抜けない!」ということも多々あります。
そんな時は、別のペグを活用してみてください。
テコのように使えば、抜けなかったペグも抜くことができますよ。
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【初心者向け】山でテントを張るときの小技6選 まとめ
本記事は「【初心者向け】山でテントを張るときの小技6選【テント泊登山】」について書きました。
- 強風のときは先にペグダウンする
- 狭いテント場ではフレームを伸ばしきらない
- テント場の石を活用する
- 状況に応じてペグダウンを簡略化
- 雨の時はフライシートを先にかぶせる
- 手を汚さないようにレイングローブを使う
おまけ①:雨の日の撤収はゴミ袋を使うと楽
おまけ②:抜けないペグは別のペグを使って抜く
本記事で紹介した小技は、全て私が実際にやっていることです。
私は今後もテント泊登山を続けていきますので、新しい小技を思いついたら本記事に追記していきます。
この記事が少しでもあなたの役に立ったのなら幸いです。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。



