こんな疑問にお答えします。
- バーナーの点火装置が作動しない
– ライターをお貸しして解決 - 登山靴のソールが剥がれてしまった
– 下山まで1時間だったので、そのまま下山 - トレッキングポールに顔をぶつけ、血が出てしまった
– 飲料水で拭い応急処置 - 高山病にかかり、吐いてしまう
– 山小屋の方が介抱 - 落石を受けてしまう(無事でした)
– 山岳ガイドさんと居合わせたお医者さんが対応
この記事を書いている私(@akira_sotoasobi)は登山歴5年ほどの愛好家。
これまで日帰り登山から一人でのテント泊、アルパインクライミングと、様々な登山をやってきました。
登山を続けていると、たまに他の登山者が困っている場面に出くわしたりします。
実際、私も何度かそういう場面に遭遇したとこも…。
だいたいは小さなトラブルで、すぐ解決できましたが、1度だけ大きなトラブルシーンもありました。
そんな経験を本記事にまとめます。
本記事は私が遭遇した他の人のエピソードです。
発信することを迷いましたが、「登山愛好家全員がもっと安全/便利に登山ができたら」と思い、書くことにしました。
その点だけご承知おきください。
バーナーの点火装置が作動しない
2016年7月、北アルプスの燕山荘テント場で過ごしていたとき、バーナーの火が点かず、困っている人がいました。
燕山荘の標高は2712m。
標高の高い場所だとバーナーの点火装置では火がつかない場合があります。
私が使っているバーナーも標高が高い場所だと点火装置が正しく作動しません。全ての登山用バーナーは高所だと点火装置が機能しないと考えたほうが無難です。

ライターをお貸しして解決
私はバーナーの点火装置が使えないときのために、フリント式(発火石式)のライターもバーナーとセットで持っています。
私のライターお貸しすることでその方の問題は解決しました。
「どこから来たんですか?」「どちらまで行くんですか?」
と会話も生まれ、北アルプス登山の一つの思い出にもなりました。
登山靴のソールが剥がれてしまった
会社の同僚と日帰りで山に登っていたとき、同僚の登山靴のソールが剥がれてしまう、というトラブルがありました。
同僚はその登山靴を長い期間履いており「そろそろ換えどきかな?」という思っていたそうです。
ソールと登山靴は完全には分離せず、かかと側の半分だけ剥がれた状態でした。
下山まで1時間だったので、そのまま下山
そのときはあと1時間ほどで下山するような状況だったため、そのまま歩き続けました。
もし登山開始直後、またはテント泊登山の途中にソールが剥がれたら、ひとまず細引きやダクトテープで登山靴の応急修理すると思います。
「ソールが剥がれた」なんてときのために、私はファーストエイドキットの中に、細引きとダクトテープを入れてます。
トレッキングポールに顔をぶつけ、血が出てしまった
前方から歩いてきている方がバランスを崩し、その方が使っていたトレッキングポールに顔をぶつけ、出血してしまうというトラブルにも遭遇したことがあります。
幸い血はそんなに出ていませんでしたが、手当は必要です。
飲料水で拭い応急処置
飲料水で濡らしたタオルで傷口を拭い、そのタオルで傷口を抑えることで応急処置としました。
ケガをされた方はお仲間と登っており、すぐ近くに山小屋もあったため、応急処置後の対応はお仲間にまかせて別れました。
ちょっと切れたくらいだったので、大事にならなくて良かったです。
この時は「傷口を洗うのにも使える”水”を持っていて正解だったな」と感じました。
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高山病にかかり、吐いてしまう
夏の富士登山にツアーで参加しているときでした。
宿泊した山小屋の玄関先で、なにやら気分が悪そうな女性が…。
その山小屋は8合目にあり、標高は3000mを超えています。
高山病の恐れもある高さです。
山小屋の方が介抱
女性の調子が悪そうな様子を察知したのか、山小屋のスタッフさんがビニール袋を持って駆けつけてきました。
女性はスタッフさんと一緒に玄関を出ていったので「そのあとどうなったか?」は実はわかりませんが、無事スッキリしたのでしょう。
驚いたのは山小屋スタッフさんの対応のスムーズさ。
調子の悪い人を何人も介抱してきたことが伺える、迅速な対応でした。
「富士山を登るときは最悪、吐く」と頭の片隅に覚えておけば、いざというときでも落ち着いて対応できるかと思います。
落石を受けてしまう(無事でした)
富士登山では落石を受けてしまった人にも遭遇しました。
その方は私とは違うツアー登山に参加していた方です。
我々が山頂に向かって歩いてる途中に、そのツアー登山団体はいました。
山岳ガイドさんと居合わせたお医者さんが対応
状況はよく見えなかったのですが、その方は頭に落石を受けてしまい、かなり危ない状況だったようです。
そのときはツアーを率いていた山岳ガイドさんと、たまたま居合わせたお医者さんが治療に当たっていました。
「救助要請も完了したし、これ以上できることはない」との判断から、我々の団体は現場を離れ、元の行程に戻りました。
後日ニュースを確認すると「被災された方は命を取り留めた」とのこと。よかったです…。
以上のことは、私が山で死をもっとも身近に感じた経験でもありました。
私はこのことがトラウマで、落石の恐れのあるコースや山域、特に富士山ではヘルメットを被るようにしています。
荷物になるしカッコ悪いかもしれませんが、安全には変えられません。
この記事を読んでくれているあなたにも、山の危険箇所ではヘルメット着用をオススメします。
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私が登山で遭遇した他の人のトラブルシーン まとめ
本記事は「【5つ紹介】私が登山で遭遇した他の人のトラブルシーン【大から小まで】」について書きました。
- バーナーの点火装置が作動しない
– ライターをお貸しして解決 - 登山靴のソールが剥がれてしまった
– 下山まで1時間だったので、そのまま下山 - トレッキングポールに顔をぶつけ、血が出てしまった
– 飲料水で拭い応急処置 - 高山病にかかり、吐いてしまう
– 山小屋の方が介抱 - 落石を受けてしまう(無事でした)
– 山岳ガイドさんと居合わせたお医者さんが対応
小さいものから大きなトラブルまで5つ紹介しました。
この記事を見てくれた方がもっと安全/便利に登山が楽しめるようなることを願っています。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。

