どうも、登山愛好家のアキラです。
登山用ウェアを揃えていく中で、「奮発したなぁ」と思う買い物の一つに、パタゴニア ナノパフジャケットがあります。
ナノパフジャケットにはプリマロフトという濡れても保温性を維持してくれる素材が使われており、濡れる可能性があるソトアソビにおいて安心感のある性能を有しています。
けどちょっと待ってください。
ナノパフジャケットの製品ページでは、”濡れても温かい”というような説明がありますが、実際に試してみた人は少ないハズ。
そこで本記事では、こんなことを書いていきます。
はたしてどうなるのか?検証していきましょう。
▼ちなみに
ナノパフジャケットの、ちゃんとしたレビュー記事も書いてます。

準備
今回の検証は自宅のお風呂で行います。
季節は初秋。まだまだ半袖で過ごせるシーズンです。
ナノパフジャケットを着たら間違いなく暑いでしょう。
検証日と室温、湿度は次のような感じです。
- 検証日:2019年10月5日
- お風呂の室温:28.8℃
- お風呂の湿度:62%
服装は上の写真の通り。
水泳用のハーフパンツ、色が抜けてスッカスカですね。
ナノパフジャケットの下には登山用のシャツを着ています。
タンクトップなどのアンダーウェアは着てません。
これで濡れたときに、ナノパフの温かさが維持されるかどうか、キチンとわかるハズ。

ゴーグルはいらないでしょ。

そこは気分で!
お風呂の中で15分待機し、ナノパフの温かさの感じを確認します。
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うーん…。
28℃くらいの室温だとナノパフを着ててもメチャクチャ暑いというわけじゃないですね。
じんわり汗ばむくらいの温かさです。
「着てても大丈夫だけど、脱いだ方が快適だなぁ」という温度感でした。
思ったほど体は熱くなりませんでしたが、検証を続けます。
シャワーを水にし、準備完了!
いよいよズブ濡れになります。
検証開始
うおお!
あああああ!
まぁあああああああああ!!
やりました。
これでもかってくらいズブ濡れです。
はてさてナノパフジャケットの保温性はいかがなモノか?
このままお風呂で15分待機し、温かさの感じを検証したいと思います。
検証結果
結論から言います。
ナノパフは濡れても温かいです。
【濡れたレポート】
露出してる足はやっぱり少し寒さを感じましたが、ナノパフを着ている上半身は、濡れる前と同じくらいの温度感でした。
一点気が付いたのが、ナノパフは濡れても嵩が潰れないところ。
こういう防寒着って、嵩に空気を含むことで保温しているので、濡れたときに嵩が潰れるかどうかってとても大事な要素だったりします。
濡れても嵩が潰れなかったナノパフには、「さらに厳しい環境でハードに濡れても保温性を維持してくれるだろうな」という安心感を感じました。
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ダウンジャケットでもやってみた
気になったので、濡れに弱いダウンジャケットでも試してみました。
ダウンは水に濡れると保温性が大きく落ちるため、水濡れ厳禁の素材です。
検証に使ったのはユニクロのウルトラライトダウン。
検証結果は、「やっぱり濡れたら寒い」でした。
【濡れたレポート】
と言いつつ、ウルトラライトダウンもかなり凄かったです。
なかなか水が染み込まず、生地に水を揉み込むようにしてようやくズブ濡れにできました。
少しの雨なら大丈夫そうです。
けどやっぱり、濡れた後は嵩が潰れてしまい、保温性を感じませんでした。
特に背中を張ったときに生地がペタペタと張り付くのが気になりましたね…。
今回は室内だからいいけど、フィールドで濡れたまま冷たい風にあたったらかなり厳しそうです。
濡れた後もなかなか乾く気配がなく、ダウンの弱点を実感しました。
パタゴニア ナノパフジャケット 水濡れ検証総括
以上でナノパフの検証を終わります。
ナノパフジャケットに使われているプリマロフトは、情報の通り、濡れても保温性が維持される素材でした。
登山をやっていてズブ濡れになったことって1度しかなくて、ナノパフの効力を肌で感じたことが無かったんですよね。
いい経験になりました。
これからもナノパフジャケットを街でも山でもヘビーユースしていこうと思います。
以上、アキラ(@akira_sotoasobi)でした。
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おまけ:山シャツの速乾性も検証
ナノパフジャケットの下に着ていたシャツ、実はガッツリ登山用だったりします。
ちょうどいい機会なので、シャツの速乾性についても検証しました。
検証をした結果、2時間で乾き切りました。
検証開始30分で水滴が落ちなくなったのは驚きです。
シャツを絞ればもっと早く乾くでしょう。
いい感じです、しっかりとした速乾性を確認できました。
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なぜか体が冷えたので、温かいコーヒーを飲みました。
おわり。
